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蠍座/石井ゆかり(WAVE出版)

蠍座/石井ゆかり(WAVE出版)_d0043369_22553528.jpg人がたった4タイプやたった12タイプに分けられるはずがないと思いながらも占いはけっこう好き。しかも自分にとって都合のいいことだけをつまみ食いするから、占いランキングも上位なら「よっしゃ!」とガッツポーズし、下位なら「同じ星座にいっぱい人いるし、私のことじゃない」とスルーを決め込んでいる。

そんないいとこ取りタイプだから自分の財布からお金を出してまで占いの本を購入したことはなかったのだが、先日kaiokoちゃんが紹介していたシリーズの装丁があまりにも斬新で素敵で、これは自分の誕生日の時に買っちゃおうと決めていたのがこれ。決め手は『蠍座が紫じゃない』(密林のカスタマーレビューにもおんなじ気持ちの人がいた)。
紫は高貴な色だし♪、嫌いじゃないけどだいたい蠍座に使われるのはダークな紫色なんだよね。それがピンクよ!ぴ・ん・く!!写真製版じゃなくて立体だともっとかわいらしさアップだけど、ま、それは仕方ない。このシリーズ、好評らしく、書店で12星座が面出しで並んでいると本当にきれい。

正直、蠍座歴もちょっと長いから “基本的な蠍座の性格” は長所も短所も一応把握しているつもりなので、特別目新しく “いままで知らなかったアタシ” 的な発見はないが、この本で気持ちがいいのは、有名な歌から連想するようなネガティブなイメージも持ち前の個性として肯定してくれているところ。自分大好きタイプだからめげない方だが、第三者から改めて肯定されるとまんざらでもない感じが増してくる。
自分のことを何も知らない人からやたらにほめられたりすると何を根拠にと逆に馬鹿にされているような嫌な気持ちになるものだが、星座のプロからその星座の特性をほめられてるとすくすく伸びそうな気がする。そして素直で優しい文章が、ふわっと心に入ってくる。がんばれという言葉を使わずに励まされている感じ。
今まで具体的にお名前をあげて「この占い師さんの占いが好き」といえる方は2人だったのが、もう1人増えました。
by s_fiorenzo | 2010-11-02 23:00 | BIBLIOTECA


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