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FAENZA (2008.6.12)

FERRARAでとばし過ぎた反省をふまえて、この日の遠足は近場のFAENZA:ファエンツァ、陶器の里。
BOLOGNAからICで25分(こと細かに止まるタイプのRでも56分)、約50km、3.10euroの旅。あれ?もしかしてFERRARAよりちょっと遠いかも?
そうそう、州内50km以内の移動ならシンプルな販売機やtabacchiでも買える近距離の均一券で行けます。
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陶器に興味のある人くらいしか知らないであろうこの街にも実はチェーザレつながりがあり、民衆の信望厚かった少年領主Astorre Manfredi:アストール・マンフレディを中心に、チェーザレ軍の侵攻に執拗に対抗したという歴史を持ちます。
陶器博物館くらいしかガイドブックには出ていないけれど、マンフレディ家の名残なんかさくっと探して、ランチ食べて余力があったらもう少し足を伸ばしてみようかなというのがこの日の計画。
足を伸ばす先の候補はお世話になってるトラットリアで教えてもらったBRISIGHERRA:ブリジゲッラ、もしくはチェーザレつながりでCaterina Sforzaさんが治めたFORLI:フォルリ&サーキットでおなじみのIMOLA:イモラ。数々のコワい逸話をもつ“女傑”カテリーナさんだけど、またの名を“イタリア最高の女”って興味あるじゃない。

さて、駅を出て街路樹の通りViale Baccariniを街の目玉、Museo Internazionale Delle Ceramiche:国際陶器博物館めざして歩いて行きます。ここまで途中すれ違った人は2人だけ。博物館に入ると見学を終えた小学生の団体がちょうど帰るところで、客は私ひとり。またもや貸し切り状態かも。
ここでは、いわゆる土器の時代から赤絵・黒絵の時代を過ぎ、色を使えるようになり、絵柄の技術が発達し現代の作品にいたるまで膨大な量の陶器、陶器、また陶器とあらゆる時代と国の陶器の歴史に関する展示を見ることが出来ます。
8月3日(日)まで東京国立近代美術館で開催中の「カルロ・ザウリ展 イタリア現代陶芸の巨匠」、このカルロ・ザウリさんの作品もあります。
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*写真は博物館の外観と中庭

個人的に面白かったのは州別に展示したコーナーでした。同じ時代の作品が、同じ題材でも絵柄のデザインや色の使い方が地方によってそれぞれ異なっているのは興味深いものでした。
ここのガイドさんたちは、さりげなく放置しておいてくれます。というか、新聞とか本とか“時間つぶし対策グッズ”を各自持ち込んでますから。で、客が来ると逆に軽くびっくりしてくれるくらい。

色とりどりの陶器たちを見ながら、思考モードが「このお皿にはパスタ、このお皿には肉…」となってきた頃にはひととおり見終わったので博物館見学は終了。
いや、見応えもあれば歩き応えもある博物館でした。じっくり見られて楽しかった♪

博物館を出る頃には雨も止んで、逆にどピーカン。Cattedrale:カテドラルのあたりが一番大きな広場だし…と歩き出します。さすがは陶器の街、通り名の表示も建物の装飾も陶器です。
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d0043369_0501320.jpgCattedraleに着きました。12時回ってるので当然閉まってました、残念。

d0043369_0504423.jpgCattedraleが面する広場Piazza Liberta`:リベルタ広場のバロック様式の噴水と時計塔

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Piazza Liberta`につながるように広がる広場がPiazza Popolo:ポポロ広場。そこに建つPalazzo Del Municipio:市庁舎の中庭に入るとTeatro Comunale Masini:マジーニ劇場。近くにインフォメーションの事務所を見つけたけど長~い昼休み中。

写真を撮りながら御食事処を探すのですが見当たらず、なんだか前日のFERRARAに続いて食いっぱぐれの悪い予感…。炎天下に空腹で歩くとどうなるかはお勉強済みなので、近くのバールに入ってパニーノをほおばる。
食べながらこのあとの行動をどうするか考えるのだけど…
陶器のお店も見たいしCattedraleの中にも入りたいけど、このままこの街で長い昼休みがあけるのを待つのも手持ち無沙汰すぎる。
あるいは駅へ戻って、次の電車で他の街へ移動して(電車の待ち時間含め約1~1.5時間)、駅から街まで入って(10~30分)、街歩きしてカフェすすって(2~3時間)、また駅戻って電車待ってBOLOGNA戻って…といろいろ考えているうちに出た結論は
「そうだ、BOLOGNAへ帰ろう!」。

気がつけばBOLOGNAで観光らしい観光してないことを思い出したのと、前日のFERRARAといいこの日のFAENZAといい、あまりにも人に出くわさないことにちょっと戸惑ってることに気がついたのも正直なところ。
そうと決まれば話は早い。駅へ向かおうとCorso Mazziniを歩き出した。
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途中で右に曲がれば、さっきの博物館の前を通って駅に出るんだよね~♪
が、曲がるべき道を見落とした...城塞の跡(?)に沿うVia Tolosanoまで来てやっと道を来過ぎたことに気付く始末。ま、いいか。この壁もManfrediさんの名残かもしれないし。

軌道修正しつつ歩いていると、Rotonda Rossiなる建物発見。
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Viale Baccariniに戻ってくると「あっ、カテリーナまつり!!」
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てな感じで、ManfrediさんもCaterinaさんもゆかりのあるもの見れたしってことにして、Cesareとはつかず離れずの仲のBentivoglioさんの街BOLOGNAへ帰るのでした。

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…あぁ~書くのに時間かかった、FAENZA編。14,525歩、あるきました。


Museo Internazionale Delle Ceramiche

Viale Domenico Baccarini,19
Orario estivo: 1 aprile - 31 ottobre, dal martedi` alla domenica 9
.30-19.00
Orario invernale: 1 novembre - 31 marzo, dal martedi` al giovedi 9.30-13.30, dal venerdi` alla domenica 9.30-17.30
Ingresso: Euro 6.00
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by s_fiorenzo | 2011-12-31 02:31 | 2008年CESAREくんの旅 | Comments(6)

FERRARA 5 (2008.6.11)

次の目的地はMonastero del Corpus Domini:コルプス・ドミニ修道院、LucreziaちゃんはもちろんEsteさんちの墓所となっている所です。…といいたいところですが、Casa Romeiを出た時点で手持ちのペットボトルが空になりました。修道院に行く道で最初に見つけた店が次の目的地だっ!
が、Casa Romeiからワンブロック行って左に曲がるとそこがCorpus Dominiでした。
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そうそう、この入り口はVia Campofrancoだけど、Via Pergolatoに出て4番地のMonache Clarisseの呼び鈴鳴らして入れてもらうんだよね。あれ?ドアに何か紙が貼ってある…『修復のため閉鎖中』

…。……。………。

気絶してる場合じゃない、次行こう。

少し歩くと教会の前の木陰になっている広場にテーブルを出しているバール発見。
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ここでサラダとガス入りミネラルウォーターを頼んで休憩。いつもより多めに塩を振ったサラダを平らげ、水も飲み干し、会計ついでにもう1本購入。
親切なおばちゃんが二人でやっていたこのバールはVia Scandiana,1のBar Scandiana。トイレもきれいです。
教会はChiesa di Santa Maria in Vadoといい、市民講座の会場にもなっているようで、外の掲示板に空手教室の生徒募集がありました。

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古い街並みを見ながらVia C.Mayrを歩き、
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Porta Paulaから街の外に出ると、ポー川の支流(運河かな?)が流れていてこの川をずーっと下っていくとCOMACCHIOまで行けるみたい。
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Via delle Volteという建物と建物の間に屋根付きの陸橋を何本も渡した不思議な通りを見ながらCattedraleへ戻り、FERRARA観光は終了。
とにかく初めて体験した“夏のイタリア”にへろへろになりつつ、BOLOGNAへ帰る。

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その帰りの電車がすごい!行きと同じRegionaleとは思えないきれいな車両、ゆったり配置されたきれいなシート、冷房完備、各車両ごとに防犯ビデオカメラ!
社内の電光掲示板には列車番号、時間のほかに、時々室内の気温と発車してから少しの間だけだんだん上がっていく走行スピードが表示される。電車の行き先や、次の停車駅といったみんなが一番知りたいであろうことを表示しようなどという気は全くない。
さすがイタリア、力の入れ所が見事にずれている…。

FERRARA、見る所はたくさんあるのに観光地っぽくなく落ち着いた街でした。
Corpus Dominiが再開したらもう一度出直します。



Monastero del Corpus Domini

Via Pergolato, 4
Chiuso per restauri (見学再開時期の表記はありませんでした)


Chiesa di Santa Maria in Vado

Via Borgovado
Orario: feriali e festivi 7.30-12.00 / 15.30-18.00

おまけ。ピンク色のルートを歩いたよ~(水色はバス利用)
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6月11日の歩数:19,791歩!
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by s_fiorenzo | 2011-12-31 02:29 | 2008年CESAREくんの旅 | Comments(6)

FERRARA 4(2008.6.11)

Piazza Cattedraleから移動しつつ途中のどこかでお昼ごはんを食べ、Casa Romeiを1時間くらい見学した頃にはLucreziaちゃんが眠るCorpus Dominiの午後の部が始まるからお墓参りをして、城壁まで行って川を見て、Cattedraleに戻ってきて中を見て、カフェすすってお土産買って帰る…というカンペキな計画を立てていた私。

d0043369_021216.jpgガイドブックによるとFERRARAにはpasticcio(肉入りミートソース、きのこ、ベシャメルソースで調味した短いパスタをパスタ生地で層にしくるんだもの:原文のまま、以下同様/写真はcookaroundから)、cappelletti(小さな帽子型肉入りパスタ)、cappellacci di zucca(かぼちゃのペーストを詰めたパスタ)etc.とおいしいものがたくさんある様子♪
がっつり食べる気満々で歩き始めたものの、バールはあるけどリストランテもトラットリアもないよ…街の中心からそんなに離れていないし、店くらいあるだろうと思っていたのが甘かった。そのうちバールすらなくなった。日陰もほとんどないし。うぅ、暑い…!

歩きながら撮った写真は左はVia Voltapalettoの普通の信心深いおうち、右が1391年創立Ferrara大学の一部。この立派さ加減はこれも元はEsteさんちの館?
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こちらはChiesa di San Francesco
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d0043369_033084.jpg結局腹ごしらえは出来ないままCasa Romei:ロメイの家に到着。Via Savonarola沿い、大学の向かいに建つこの建物は、邸宅なんだけど通りから覗ける中庭から“普通のおうちとはちと違う”と思っても、一度通り過ぎてしまったくらい入り口は地味。
入っていくと2~3人の女性がおしゃべり中で、私に気づいて「入るんですか?」。それ以外に何しにこんなとこまで来るんですか?「もちろん!」と答えると、「ちょっと待ってね」ここで初めて券売機の電源を入れてチケットを売ってくれた。3euroなり。
で、中は…撮影禁止だったので写真はないし、はっきり言って断片的に素敵な調度品がいっぱいあったなぁくらいしか覚えていません。なぜかというと炎天下を歩いてきたせいか周りがぐるぐるしてきちゃったんだよね~。音もなく現れる職員さんに驚かされるし、客が1人しかいないからってずっとついてくる職員さんに監視されてるみたいで気になるし、ぐるぐるしてきて“これはまずい…”と中庭の日陰で風にあたったり水を飲んで休憩していても少ぉ~し距離を取って監視されてるし…。
結局30分ほどでRomeiさんちはお暇し、さっきの覗きポイントから中庭の写真だけ撮ろうと思ったら、その場所でおばちゃんがずーっと電話でしゃべっててどいてくれないし…。だから写真はVisita Ferraraから借りちゃう。


Chiesa di S. Francesco
Via Terranuova/Via Savonarola
Orario: 7.30-11.30/15.30-17.30
Ingresso: gratuito

Casa Romei
Via Savonarola, 30
Orario: 8.30-19.30 - Chiuso Lunedì - Aperto lunedì dell'Angelo
Giorni di chiusura annuali: 1 gennaio, 25 dicembre
Ingresso: Euro 3,00
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by s_fiorenzo | 2011-12-31 02:29 | 2008年CESAREくんの旅 | Comments(2)

FERRARA 3 (2008.6.11)

d0043369_23512264.jpgまたFERRARAのつづき。Ferrariじゃないからね。
Palazzo Municipaleの入り口は素敵な大階段になっている。
(*写真はVISTA FERRARAより)

その前に広がる大きな広場Piazza Municipioをみんな自転車で走り抜けていく。
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Corso Martiri della Liberta`を挟んで向かいにあるのがCattedrale。12~15時は閉鎖中なので、中を見るのはまた後のお楽しみ。
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細かい大理石細工で出来たファサードの詳しい解説はこちら

d0043369_035259.jpg時間はもうすぐ13時。Piazza Cattedraleにそびえる時計塔の下をくぐっていくとCorso Porta Renoという通りに出るのだが、そっちには行かずに、Cattedraleにくっついた建物(左上写真のオレンジ色の建物)をくぐってVia AdelardiからCasa Romei:ロメイの家へ向かう。おなか空いてきたけど、そのとき持っていたガイドブックだとロメイさんちが14時で閉まると書いてあったからとりあえず先に見に行こうと、ちょっと急ぎ足(実際は19:30だった)。
水は飲んでるけど、とにかく暑い日。ポルティコが恋しいよぉ…。



Cattedrale
Piazza Cattedrale
Orario: feriali 7.30-12.00,15.00-18.30;festivi 7.30-12.30,15.30-19.30
Ingresso: gratuito
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by s_fiorenzo | 2011-12-31 02:29 | 2008年CESAREくんの旅 | Comments(0)

FERRARA 2(2008.6.11)

FERRARAのつづき。Ferrariじゃないからね、Kちゃん。

d0043369_0584744.jpg次に目指すのはEsteさんちの本丸Castello Estense:エステンセ城。Palazzo dei Diamantiを出て、中世っぽい重厚な建物の並ぶCorso Ercole Ⅰd’Este:エルコレ1世(Lucreziaの義理パパ)通りを歩いていく。城壁を拡大し、FERRARAの街を整備したのはエルコレさんの治世の頃だそうだ。
同じ風景をLucreziaやCesareも見たのかしらなんて思いながら歩いていると、長期滞在外国人にとっての鬼門Questura(左)発見。こんなところ(失礼!)のQuesturaでさえ、外国人でいっぱいだった。
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こんな道をみんなチャリで走る。(*写真はflickrより)
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通りの終わりの正面にはお目当てのCastello Estenseがある。
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周りにお堀が残り、跳ね橋を渡ればすぐ中に入れるのだが、まずは正面のお姿を見にぐるっと回る。お堀には噴水もあれば、ヒミツのボート乗り場(左下)も。
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*写真右下はお城HPから

Corso Martiri della Liberta`側にはPiazza Savonarolaなる広場があり、Borgia家の目の上のたんこぶ、Savonarolaさんが演説する像発見。Firenzeのイメージが強いがFERRARA出身で、エルコレさんは彼の信奉者であったらしい。
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エルコレ1世の息子にしてLucreziaの夫Alfonso I d'Este:アルフォンソ1世は、大砲を用いた戦術の先鋒者として知られているが、城の前の広場Piazza Castelloのこれは彼のものかな?
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さっきの跳ね橋とは反対側に位置する橋を渡って場内へ入ると、まず2つの井戸を持つ中庭がある。ツーリストインフォメーションはここにあり、この中庭にはトイレもある。男女共用だが、全部個室になってるし、入り口には管理人さんもいるから安心。しかも無料で新しくてきれい。便座もあるし、紙もある。水も流れる。今までイタリアで見た公共トイレで一番きれいかもしれない。
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10euro払って中に入る。通常7euro、ちょうど城内でGarofalo:ガローファロというFERRARA出身のルネサンス後期の画家の展覧会をやっており、それを見るなら計10euro、チケット売り場では見落としたのだが、追加1euroで塔:Torre dei Leoniにも登れるそうだ。城内探索がかなり進んだ所でガイドの人に言われてがっかり。「ここで払っちゃだめ?」と一応聞いてみたけどだめでした。
城内はフラッシュを使わなければ撮影可でしたが、リュックはクロークに預けないと入れてもらえません。南京錠持っててよかった♪
あんまりお客さんがいなくて、ひとりっきりで歩くことになり気分は“ファイナルファンタジー”か“ドラクエ”かなんだけど、地下牢なんかに行き当たっちゃって、おそるおそるくらぁ~くてじめっとした中に入って書いてある文を読んでみると、よくわからないなりに処刑っぽいことが書いてあって、なぁんかぞわぞわしてきたから早々に退散。(牢の写真はお城のサイトから拝借)
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FFの冒険を続けていると明るくてきれいなお部屋に人もいてひと安心。大きな鏡を置いて、見やすいようにしてあります。
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d0043369_1411512.jpg更に進み、照明を落とした部屋でGarofaloの展覧会を見て、中庭に出る螺旋階段を下りてお城見学は終了。
リュックを取りにふりだし…じゃない入り口に戻ると、入り口脇に渡り廊下のような通路があるから行こうとしたらやっぱり止められた。さっきの大砲のある広場を挟んで建つPalazzo Municipaleに渡る通路で、この建物は現在市庁舎ですが、元はEsteさんちの館だからつながってるのでした。申し込むとStanzino delle Duchesse,とSala dell'Arengoの2箇所は見学可能。





Castello Estense
Largo Castello
Orario:9.30-17.30. Chiuso Lunedì
Giorni di chiusura annuali: 1 gennaio e 25 dicembre
Ingresso:euro 7,00-10,00、Salita alla Torre dei Leoni: euro 1,00

Palazzo Municipale
Piazza Municipio 1
Orario: feriali 9.00-14.00; sabato e festivi chiuso (Visite su richiesta limitate alla Sala dell'Arengo e allo Stanzino delle Duchesse)
Ingresso: gratuito
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by s_fiorenzo | 2011-12-31 02:29 | 2008年CESAREくんの旅 | Comments(0)

ローマ人の物語22 危機と克服(中)/塩野七生(新潮文庫)

d0043369_22574526.jpg紀元68年、ネロが帝位を追われ自殺した後、ローマ帝国は内乱へと突入しガルバ、オトー、ヴィテリウスと皇帝が即位しては殺され…の中、ヴェスパシアヌスが有能な側近とともに周辺地域から周到に固め第9代皇帝になるまでと、亡くなるまでのお話。
そこそこ賢くもあり愛嬌もありとバランスの取れたなかなか面白いおじさんのお話でした。あの有名なローマのコロッセオを作らせたのはこの人なんだって。
カエサルのあたりが一番面白いと思ってたけど、このパートも結構面白くてさくさく読めてる♪ でも、息子が第10代皇帝に即位する前にちょっと休憩して別の本に手をだす。
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by s_fiorenzo | 2008-01-25 23:00 | BIBLIOTECA | Comments(0)

ローマ人の物語21 危機と克服(上)/塩野七生(新潮文庫)

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悪名高き皇帝ネロが死んでローマ人シリーズを読むのにも一息ついてしまい、約1年ぶりのローマ人。
ネロが死んで翌紀元69年、1年で3人も皇帝が変わるというどっかの国の首相の上を行くローマ帝国。いったいどうなってしまうのか~
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by s_fiorenzo | 2008-01-11 23:43 | BIBLIOTECA | Comments(2)

チェーザレ・ボルジア あるいは優雅なる冷酷/塩野七生(新潮文庫)

d0043369_22361294.jpgせっかくイタリアばかになるんだったら、ちょっとは伊国の歴史も知っておいた方が楽しかろう→じゃ、やっぱりあの塩野七生さんも1冊くらい読んでみよう→あんまり分厚くない長編小説がいいな…と手に取ったのがこれ。以来、何度も読み返し、他の著者のボルジア関係の本も塩野ワールドも読みまくり。
多分、この本がおもしろくなかったらイタリアを中心とした世界史に興味を持つことはなかったし、Torino=JuveとMilano=ぴっぽだけで満足していたかもしれないし、もしかするとイタばかもこんなに長患いにならなかったかもしれないね。
いつか実現させたいのが“チェーザレの征服地をたどる旅”、オプショナルツアーで“ポー川河口見物”、そのまま川をさかのぼってTorinoまで戻って“Juve優勝パレード見物”…BIG当たらないかなぁ~♪
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by s_fiorenzo | 2007-11-14 22:45 | BIBLIOTECA | Comments(6)

塩野七生ファンミーティング(2007.3.25@東京)

というタイトルではなかったが、「ローマ人の物語」完結を記念した御礼参り、チケット無料。
塩野さんご自身は講演会というのはあまり好きでないからやりたくないが、15年にもわたってシリーズ刊行できたのは買ってくれる読者のおかげ。だからお礼を言う機会を設けたかったそうだ。冒頭塩野さんが10分の予定のところを2~30分語り、聴衆から集めた質問票に対して答えるという形をとった会で、意外なエピソードを知る良い機会だった。思い出せる範囲で印象に残った話を書いてみると…

なぜローマ史かを書いたか。
作家が書く歴史は人物に特化した歴史であり、自分が読みたいと思うローマ史、ローマ通史を書いた作家がいなかったから。

なぜ1年1冊、15年で完結を宣言して刊行したのか。
ローマ人シリーズを書き始めたのが55歳、15年後は70歳。15年で上げないと生きていないかもしれないと冗談めかしておっしゃっていたが、当日配布された資料とトータルすると「体力的なこともよりも、疲れることで物書きとして筆力の衰える」ことが怖かったと。素人考えでは、書き続けることで筆力はスキルアップするものだと思っていた。

書き続けているうちにスランプにならないのか。
書けない時も逆にのっている時も1日5時間と決めた執筆時間はキープする。そして、時々すべきことの真逆のことをする。つまり、書く=お金を稼ぐ⇔お金を使う。彼女の場合はアルマーニのスーツを買ってお出かけ、コンドッティ通りの宝飾店で売っていた指輪を傍らに置いて執筆etc.だそうだが、ケタは違っても“自分にごほうび”理論はここでも実証された。
仕事のとっかかりに前日書いた部分を読み返して直しを入れることから始めるので、のっている時も無理に長時間書かないで出だしの2~3行だけを書いておけば翌日そのまま好調をキープできるそうだ。いい時も悪い時も無理をしないで続けることが大切なのね。

そして、なぜお礼なのか。
当初彼女自身も出版社も3万部位売れるだろうと考えていた。定期的な原稿料がなく、印税収入に頼る“書き下ろし”では、「ローマ人」を書く他にも仕事をこなさなければ取材費も出せないし、生活が成り立たない。だが好評だった(06.11月の時点で第1巻のハードカバーだけで29万9千部)おかげでどうしても断れない仕事以外は他の仕事をすべて断って、「ローマ人」のことだけに頭も時間も費やすことができた。これは作家としては理想的なことで、この環境を作ってくれたのは他でもなく本を買ってくれた読者である。だからお礼を言いたいと。そんなこと言われちゃったら、続きも買って読まなくっちゃと思うじゃないの。文庫だけど。

そのほかにも正しい理論武装の仕方(?)だとかいろいろな話題を話術でなく言葉で楽しませてもらった会だった。さすがは言葉のプロ。共感できる、できないにかかわらず、やっぱり頭のいい人の話は面白いなぁ~と実感。この日のお礼にこれからもあなたの本を買いますから、御礼参り&休養の今年があけたら、ちゃんと仕事をしてください。

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*写真は新潮社HPから
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by s_fiorenzo | 2007-03-31 16:28 | ITALIA | Comments(2)

チェーザレ 破壊の創造者 1・2/惣領冬実(講談社)

d0043369_2242267.jpg本がないとお風呂で爆睡してしまいキケンが危ないので「風の影」の余韻を断ち切って、「チェーザレ」をじっくり再読しながら16歳のチェーザレ・ボルジアと1400年代後期のPISAに滞在中。
チェーザレ・ボルジアについての記述でおそらく日本で一番メジャーな塩野七生さんの「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」、そもそもこれを読んだことによってモンド・デル・塩野に足を踏み入れ、中世の華麗なる一族・ボルジア家に興味をかき立てられ、“いつかはチェーザレの足跡巡りの旅”と夢は広がるわけです。
今まで惣領さんの作品は絵のタッチの好みのせいか読んだことがなく、この作品も新聞掲載の書評を読むまでは知りませんでした。単行本になっているのはまだ2巻で、世間知らずの転校生を語り部に主な登場人物と社会背景が説明されている段階で、チェーザレ自身のストーリーが展開していくのはこれからだけれど、膨大な文献をストーリー化してコミックとして視覚にも訴えてくるかと思うとわくわくします♪何しろ塩野さん、フランソワーズ・サガンさん(ボルジア家の黄金の血)、中田耕治さん(ルクレツィア・ボルジア)、川原泉さん(バビロンまで何マイル?)…と書く(描く)人によって全然変わってくる謎の男なんだもん。
この作品へのこだわりっぷりは第2巻の巻末に著者と監修者の対談からもよくわかり、連載が不定期なことや第3巻がなかなか出ないことにも納得。でも早くして!!

あらすじはこちら
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by s_fiorenzo | 2007-01-30 23:14 | BIBLIOTECA | Comments(0)