聖女チェレステ団の悪童: La Compagnia Dei Celestini/Stefano Benni 著,中嶋浩郎 訳(集英社)

d0043369_22584862.jpgイタリアで1992年に刊行された作品“La Compagnia Dei Celestini”の邦訳版。作者は国営TVイタ語講座をご覧の方なら知ってるかもしれない「ATM」のステファノ・ベンニ。

物語の舞台は腐敗と退廃がはびこる国グラドニア、もちろんモデルは長靴国。
痛烈な皮肉と “あぁ、あの人ね” という登場人物がこれでもかと出てくる物語の中を駆け抜ける愛すべき悪がきストリート・サッカーチーム“聖女チェレステ団”。聖女チェレステ孤児院を脱走してきた子供たちだからこの名前。

物語全体に流れる疾走感やノイズ感をしっかり感じさせる心地よい訳文がさくさく読ませてくれる。こういうのを原文で読めるようになったら超楽しいんだろうなぁ…。とりあえず『カモシレン』と名づけられた“~かもしれない物体”がなんていう単語で書かれていたのか知りたい。
ワールドカップというかの国にとっての聖なるおまつりが、かの国で開催された(1990年)直後に書かれたこの作品では、ストリート・サッカー・ワールドカップがグラドニアで開催され、その開催に向けて破天荒なストーリーが展開し、そしてまつりの後、かの国グラドニアは…

「くすっ」「にやっ」「ぶふっ」という小ネタが随所にちりばめられているので、イタばか系の方は外で読むとき要注意です。
これ、イタリアで映画化してくれないかなぁ~
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by s_fiorenzo | 2008-11-07 23:09 | BIBLIOTECA | Comments(0)


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