SAN MARINO(2008.6.13)

FERRARAにもFAENZAにも何の不満もなかったけれど、「もうちょっと観光客気分になりたい」ってんで、ベタな観光地をめざす13日の金曜日。
早めに出掛けてSAN MARINOを観光して、午後からはRIMINIの海なんかも行っちゃうもんね~。天気はどピーカン。わ~い、アドリア海デビュー♪

SAN MARINOへは、BOLOGNAからRIMINIまで電車で行き、RIMINIからはBenedettiniBONELLI BUSが共同運行するプルマンで行きます。行きは早く着きたいからregionaleだったら6.80euroで行けるところを、張り込んでeuro starに乗っちゃう。112km、14.50euroなり。

RIMINI駅前の広場の左手方向にインフォメーションがあるので、そこで地図をもらい、SAN MARINO行きのバス停を教えてもらう。親切なおねーさんは「切符はバス停で買えるからね」と教えつつ一緒に時刻表もくれた。どうもありがとう。

運転手さんから直接切符を買うことも出来るが、駅前からは大量に乗るのでバス停に切符売りのおばーさんが立っていて、行き先を告げて切符を買うシステム(駅~SAN MARINO:往復7.40euro)をとっている。このプルマン、駅とSAN MARINOを結ぶ観光客相手のバスだと思っていたら、始発駅は別のところ(Piazza Tripoli)にあり、途中もいくつかの停留所で停まる地元の足でもあるみたい。バスの本数は基本的に1時間に1本、時間帯によっては1本もない時間もあるし、季節によってダイヤが変わるから要注意。
RIMINIの街を出て山道を登り、1時間弱でSAN MARINOに到着~。途中ツーリングのバイクを何台も見かけたけど、大ちゃんもこの山道を走ったりしたのかな…。

d0043369_2334092.jpgSerenissima Repubblica di San Marino:サン・マリノ共和国=小さな国というのは正しいのですが、観光地としてよく知られるSAN MARINOというのは、左の地図の真ん中編の少し色が薄い部分というさらに小さいほんの一部分。
これが共和国の首都であるSAN MARINO。


駐車場から既に眼下に広がる景色を見ることが出来ます。
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そして駐車場のトイレには鍵がない。でもドアはちゃんと閉まるから、自分の次の人に「見ててね」とお願いすれば安心して使えます。自分の順番が最後の時は…どきどきしながら入ってください(笑)

駐車場から街に向かう階段を上がるとS.Francesco教会がある。バスも駐車場も目論見どおり(?)観光客がいたが、ヨーロッパの人は教会とか珍しくないからか誰も寄る気配がない。でも私は寄って、いつものように旅の安全祈願。お祈りをすませて誰もいない礼拝堂から戻ろうとすると、地元のおばあさんが入ってきて「今日はあのSanなんとか(忘れた)の日なのよ」と言いながら、その聖人の像を教えてくれたのでもう一度その前まで戻って一緒にお祈り。
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教会から出た頃には同じバスから降りたはずのたくさんの観光客はみんな先へいったようなので、私も先へ進む。狭い坂道の両サイドにはお土産物屋さんをはじめたくさんの店が並び、なんだか仲見世通りみたい。
別の国のはずなのに、ヴェネツィア風の仮面だのシチリア風の陶器だのイタリア各地の土産物が全部揃う。北の3チーム(コベントスとMとI)のバカグッズや、VALEのグッズもいろいろ売ってる。日本刀なんちゃってみたいなのもある。おもしろそうだから帰りに寄ることにして、坂を上っていく。
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そうそう、終点の1つ前のバス停“BORGO MAGGIORE”のあたりからロープウェイで来ることも出来る。
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*写真はSAN MARINOの乗り場

SAN MARINOはれっきとした独立国。でも入国にパスポートコントロールはない。せっかく来たのにスタンプ押してぇ~という場合は、街の中腹のツーリストインフォメーションでお金(5euro)を払うと切手みたいなビザを貼ってスタンプを押してくれる。
パスポートで思い出した。今回イタリア6回目にして初めて「スタンプ押してください」とお願いしなくても入国時も出国時もスタンプ押してくれた…。変わったな、イタリア。

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Piazza della Liberta`:リベルタ広場~Palazzo del Governo:政庁舎~Basilica di San Marino:サン・マリノ聖堂を見て、いよいよ城塞へ。このあたりで、今回の旅行で初めて日本からのツアーに会いました。初めての場所でツアーがいると、こっそりガイドを聞けるからお得なんだよね♪ この日は聖堂についての解説をご相伴にあずかりました。

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城塞へ向かう道の途中、きれいに景色が見える場所でさっきのツアーの中の3人組のおばちゃまたちが2人ずつ交代で写真を撮っていたので、ただでガイド聞かせてもらったお礼に「みなさんご一緒に撮りましょうか?」と声を掛けたら度肝を抜かれました。いくらひとりで歩いてるっからって、サングラスで顔がわからなくても服装と鼻の低さでどう見ても日本人でしょうに、そんなに驚かれたら傷つきます。

城塞は3つあり、第3の城塞Montaleは少し離れたところにあるので、比較的近くにある第1の城塞Rocca Guaita (prima torre)と第2の城塞Rocca Cesta (seconda torre)を見ることにして両方に入れる4.50euroのチケットを買い、まず1番目の城塞Rocca Guaita (prima torre)に入る。
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小さな礼拝堂もあれば、ドン・ミケロットが活躍(暗躍)しそうな牢獄もあるよ~。
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*牢獄の写真はUfficio di Stato per il Turismo di San Marinoより

d0043369_0134111.jpg要所要所にある砦の

d0043369_02054.jpg中はこんな感じで
こんな景色が見える。

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d0043369_0304268.jpg少しするとあんなに晴れていた空が少しずつ暗くなり、雨が降りそうな黒い雲が出てきた。
降り出す前に、早めに次の城塞まで行かなくちゃと焦っちゃったんですかね。“一緒に並んで階段下りてると突然消える女”という隠し技を、よりにもよって出口へ向かう最後の階段の、最後の1段で駆使してしまいました。
まわりの人たちが大人も子供もみんな「大丈夫?」「立てる?」と助けてくれます。「Va bene, grazie,ma….」恐る恐る右手を開くと「No~」「Mamma mia…」
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まさか自分がまんまみーあと言われる日が来るとは思ってもみませんでしたよ。大丈夫?元気出してねと口々になぐさめてくれるみなさんの親切はとってもうれしかったけど、そのうれしさと同じくらいの大ショック…。
いつも転ぶと左側を怪我するんだけど、今回は旅行前に左ひざにカッター刺しちゃった事件があって治っていない傷が痛かったから、庇って右手をついちゃったんだね~、よりにもよってカメラのレンズ出したままで。あぁ、旅行はまだ1週間も残ってるのにカメラ全壊…。号泣。

あざになった膝小僧と空模様に負けないくらいどんよりした気持ちを抱えてRocca Cestaへの道を歩き始めると雨が降り始め、雷が近づいてきた。
こんな気持ちのままで無理に先に進むより、そういう時には腹ごしらえ。一回落ち着いて計画を見直そう…とこんな状態とか言ってるくせにちゃんと景色のきれいそうな店を選んでお昼休憩。
1920年創業のボローニャ料理の店、その名もRistorante Bologneseで、じゃあ…と“トルテリーニ・ボロニェーゼ”を注文。待っている間に“どうみても地元のおっちゃん”たちが続々と入ってきて店は満員。「この店、あたりかも♪」とにんまりしながら食べたトルテリーニ、写真はないけどたっぷりミートソースで和えてあって、シンプルだけどおいしかったです。食べている間に窓の外は真っ暗・どしゃぶり・どカミナリ、気温も下がってきたのがわかる。これじゃRoccaに向かう間にびしょぬれになって風邪ひきそうなんでチケットは無駄になるけど山を下りて、とりあえずRIMINIまで戻ることにした。さよなら、SAN MARINO。

約1時間後、RIMINIに着いても雨は止むどころかひどくなるばかり。こんな天気の中で海に行ってもしょうがないし、何しろ今日は大事な試合があるから夕方にはボローニャにいなきゃいけないし…帰るにはちょっと早いけどRIMINI観光は諦めよう。あなどれないキリスト教国の13日の金曜日。
電車は図らずも値段の安いreggionaleが来たから、のんびり帰る。
EMILIA ROMAGNAを東西に走る電車に乗っていると、車窓からは畑ばかりがやたら見える。麦、米、とうもろこし、桃、ぶどう…etc.こんな風景を見ていると「なんだかんだ言ってイタリアって農業国だな~。食べ物おいしいの、わかるな~」とつくづく思う。今まで見たことのない“黄色い畑”が見えてきた。「あれは何つくってるのかな?」
d0043369_0391637.jpg「あ~!ひまわり畑だぁっ!!」(*写真はイメージです)
電車が通り過ぎる一瞬だったけど、生まれて初めてひまわり畑、それも観光用じゃないやつを見ました。いわゆる芯が大きくてたくさん種を取るための種類だから、ひまわりの中でもあんまりかわいくないタイプなんだけど、畑規模で花が咲いているさまは感動しました。
なんだ、いいこともあるじゃん♪




<おまけ・さんまりの 1>
サン・マリノ・グランプリというのが有名だけど、実はこのレースが行われていたのは全然離れたところにあるIMOLA。「1国1レース開催」というおやくそくのための名義貸しみたいなものかしら。このおやくそくが厳しくなってサン・マリノ・グランプリ@イモラはなくなっちゃったけど。SAN MARINOからむしろ近いのはMISANOのサーキットで、近くにはViale Daijiro Katoという加藤大治郎選手を記念した並木道もある。ここに行くことも考えていたけれど、今回は断念。残念。

<おまけ・さんまりの 2>
d0043369_23425498.jpgサン・マリノ共和国があるのはMonte TITANO:ティターノ山という山。昔々サン・マリノさんとサン・レオさんという2人の聖人を山に逃し、マリノさんが逃げたMonte TITANOがSan Marinoになり、一方のレオさんが逃げたMonte Feretrio:フェレトリオ山にはSan Leoという街になったそうだ。San LeoがあるのはProvincia di Pesaro e Urbino:ペーザロ&ウルビーノ県。中世にウルビーノを治めていたMontefeltroさんちの苗字はこの山からとったのね。そして、San Leoにはホンモノのカリオストロの城がある。行ってみたいけど車持ってないとムリ。

<おまけ・さんまりの 3>
変わり果てた姿にしてしまったかわいそうなデジカメくんですが、うれしいことに治療可能という診断を受け、現在ペンタックスさんに入院中です。しかも約1万5千円の入院費には傷害保険が適用になる見込み♪
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by s_fiorenzo | 2011-12-31 02:31 | 2008年CESAREくんの旅 | Comments(6)
Commented by ciaociaomilan at 2008-08-08 12:17
まんまみーあですね~。(>_<)
でも治療可能でよかったね~
お大事に! ペンタックスくん。
Commented by がっちゃん at 2008-08-08 12:50 x
ブログをよみながら、
ぐわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁあああああ~
って叫んじゃいました。
だ・だいじょうぶですか?
ってとりあえずここにブログをアップしてるってことは
生きてらっしゃる(笑)ですけれど、気をつけてくださいませ。
私のハンドルネーム、がっちゃんはガサツのがっちゃん。
なんですが、イタリア人にも本気で心配されるコケ方をします。
カメラも全損だなんて、修理できるできないよりも、
せっかくの旅行中にカメラが壊れるほどつらいことってありませんよね。
Commented by isaogermany at 2008-08-09 18:03
なんと~ カメラ壊れてしまったんですか…。
僕も昔、東南アジアを旅行した居た時、カメラ盗まれました。現地で調達してまた盗難。また盗難。都合3回盗まれた時点で金が付きました。汗。盗難アジアの夏だったなぁ。
ちなみにボローニャからサンマリノに行く途中で財布盗まれた・・・。汗
Commented by s_fiorenzo at 2008-08-09 23:15
>Ciao!ciaociaomilanさん
でしょ~?
でも、今日無事に退院してきました♪
Commented by s_fiorenzo at 2008-08-09 23:17
>Ciao!がっちゃん
ご心配ありがとうございます。
が、転び慣れてるので全然ぴんぴんしてます♪
この翌日からは携帯が大活躍でしたわ(笑)
Commented by s_fiorenzo at 2008-08-09 23:20
>Ciao!isaoさん
あまりの盗られまくりにisaoさんの方が心配になっちゃいます。
盗難アジアって…笑ってしまいました…。
私はどうやら金目のモノを持ってる風には見えないらしく、
盗難関係は大丈夫なんですけどね~


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