LA SCONOSCIUTA/題名のない子守唄

d0043369_164086.jpgNuovo Cinema Paradisoでおなじみジュゼッペ・トルナトーレ監督の新作。ほの暗く寒そうな国境の町トリエステで正体不明の女:IRENAが…






2006年、ITALIA
REGIA : Giuseppe Tornatore

IRENA : Kseniya Rappoport
MUFFA : Michele Placido
VALERIA ADACHER : Claudia Gerini
TEA : Clara dossena




フラッシュバックで見せられるIRENAの生い立ちを時系列で整理するとだいたいこんな感じかな。
IRENAはウクライナからイタリアへ働きに来てプッターナ:GIORGIAとして生活している。後に「(大人の女になる気持ちは)ぼんやりしていて気づかなかった」と振り返る。
元締めはMUFFA=カビ。カビキラーしてもまた生えてくるからたちが悪い。
きっついペナルティ、選べない客、転売、中絶、出産した子供の売買…etc. 検事も弁護士も思わず絶句する出稼ぎプッターナの世界。
MUFFAのお気に入りとなるがその一方で相変わらず客をとり続けるそんなある日、NELLOという恋人ができる。いつか地獄のような日々から助け出すことを誓うNELLOと、彼との普通の生活を夢見るIRENA。やがて妊娠するが、NELLOの存在に気付いたMUFFAは彼を殺してゴミ捨て場に埋める。
IRENAは無事女の子を出産、が、9人目にして最初で最後の“愛する男との間に出来た子供”は直後にMUFFAに取り上げられどこかに養子として売られてしまう。組織の助産婦を問い詰め、ついに“アダケル”という名を突き止めたIRENAはMUFFAを刺し、組織の金を持ち逃げ、何年か後にアダケル家を探し当てる。

その後は映画の展開どおり、まぁ納得のいく終わり方だったけれどMUFFAはなぜVALERIAを殺したのか?VALERIAに姿は見られていないが自分の存在が知られたからか?VALERIA殺しにIRENAを使ったら金を取り戻せないと思わなかったのか?MUFFAの死因には正当防衛が成立しないのか?…とわからない点もいくつか。
過去の過ちを捨てたつもりでも過去が追って来る、それでも種を蒔いて愛情を注ぐと血のつながりとかは関係なく返ってくるものがあって未来につながる…というお話でした。


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by s_fiorenzo | 2007-10-27 18:10 | FILM | Comments(0)


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