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レオナルド・ダ・ヴィンチ~天才の実像 展

レオナルド・ダ・ヴィンチ~天才の実像 展_d0043369_22165094.jpgいよいよ来週で終了する、“レオナルド・ダ・ヴィンチ~天才の実像”展@東京国立博物館(上野)。「Annunciazione:受胎告知」がフィレンツェからやって来るなら再会しに行かなきゃと行ったのは実は2ヶ月前(笑)
素敵な絵だけどいつものように「やっぱり本来ある場所で見るのがいいな」を痛感。しかも、立ち止まってじっくり見たり、いろんな角度から見たり、そばにいったり離れて見たりなんてことはほぼ不可能。Annunciazioneは宗教画の定番モチーフとしていろいろな画家が描いているけど、同じフィレンツェのサン・マルコ修道院にあるフラ・アンジェリコの方がもっと好きだなぁ…とここまで書いていて思ったのは「やっぱり本来ある場所で見るのがいいな」が根底にあるから、その作品を所蔵する美術館がその作品のために作った定位置で見るにも増して、教会のフレスコ画とか祭壇におかれた絵や彫刻に魅かれるのかもしれないね。
レオナルド・ダ・ヴィンチ~天才の実像 展_d0043369_22533819.jpg

展示の目玉の“Annunciazione”を最初に見たら別の建物で、いろいろな手稿や彼が取り組んだ研究の展示を「こういうの、ミラノで小学生の遠足にくっついて解説付きで見たな~」と思い出しながら、人の頭越しにさっと流して見て終了。

レオナルド・ダ・ヴィンチ~天才の実像 展_d0043369_23183032.jpg続きまして、同じ上野公園内の国立西洋美術館へ“チューリヒ工科大学版画素描館の所蔵作品によるイタリア・ルネサンスの版画~ルネサンス美術を広めたニュー・メディア”展へはしご。こちらは人が少なくて静か~な館内で、ゆっくりじっくり鑑賞してきました。版画といえば小学生のときにやった「彫刻刀&ばれん」しか思い浮かばない私には考えられない、繊細な線やモノクロの濃淡の不思議な世界でした。
by s_fiorenzo | 2007-06-08 23:30 | ITALIA


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