Il mio passaporto non c'è...

ネタ切れの時は昔の話。2001年9~10月、ミラノ滞在時のお話。

ステイ先滞在3日目の火曜日、家に戻ると誰もいないのに道路側、中庭側を問わずすべての窓が開いていて、カーテンがそよそよ…。一瞬身構えちゃいましたよ。アパートの入口はオートロック&どんなにそぉっとドアを開けても必ず出てくる管理人さんが常駐、玄関の鍵もオートロック、しかも寝る時には「これってシェルターか何かですか?」みたいな縦横のつっかえ棒で固定する厳重な内鍵までかけちゃうくせに、窓は不在時でも全開でいいんですか~?ここってイタリアじゃないんですか~?しかも日本で言うところの2Fだし、入るの簡単じゃないの?

それ以来、机の引き出しに投げ込んでいたパスポートと帰りの航空券を、ランドリーバッグに入れ、それを小旅行用のバッグに入れ、そのバッグをスーツケースに入れて鍵をかけてクローゼットへしまいました。ま、どろぼーさんがスーツケースごと持っていったらおしまいだけど、お家の中にはもっと小さくて魅力的な品々があるから大丈夫!とひと安心。ところが物のしまい場所や置き場所を忘れることにかけては天下一品、リス並みのかわいい脳みそを誇るワタクシ、2日後にまたやってしまいました…。

金曜日からは滞在中の一番の大イベント、トリノへ行って日本から来る友達と合流、そのままJUVENTUSまつり~!が控えていたので、当然木曜の夜は荷造りです。荷造り苦手の私にしては思いがけずさくさくと準備完了、
「そうそう国内旅行って言ったってパスポート持って行かなくちゃ!だって私は外国人♪」
と基本的にして大事なことを思い出したのはよかった。パスポートは航空券と一緒にしまったことも思い出した。が、肝心のしまい場所が思い出せなかった…あほ。
確かここだと思って開けたスーツケースは空、それがパニックの始まり。机の引き出し、タンスの引き出し、クローゼットの引き出し、服のポケット、本の間、ベッドの下…8畳ほどの部屋をこれでもかと探しまくること2時間、これ以上探しても埒が明かないとあきらめて寝ることにしたけれど、「これだけの部屋をこんなに探してもないってことはやっぱり…あぁ明日は旅行はムリだ…けーさつ行って、領事館行って、アリタリア行って…チケット代いくら払えばいいのかな…せめて土曜日の試合は行けるかな…」と悶々として眠ったんだか眠ってないんだかの状態で気がついたらまだ6時過ぎ。
ベッドに入ってからまだ3時間かそこらだったが改めて眠ることもできず、ふとんの中であーでもないこーでもない…とごそごそしていると、頭の中の片隅に小さな豆電球がぴかり~ん!
荷造りが済んだバッグをひっくり返すといちばん底にはランドリーバッグが。ほぉら、見っけ!!
スーツケースから旅行バッグを出して、そのまま洗濯物が発生するまでは使わないからとランドリーバッグの上に次々と荷物を入れて荷造りを完了、その後でパスポートのことを思い出したから「まだ荷物に入れてない」と思い込んでいたんですね~、おばかちゃんですね~。
こうしてトリノ珍道中は無事に始まるのですが、そのお話はまた別の機会に…。



家にやってきていきなり安眠妨害じゃ今後の心証も悪かろう…と静かに探してたつもりだったけど、一応先手必勝とばかりに朝イチでマンマに謝りましたよ。
「ゆうべ、ワタシうるさかったです、おそくまで。ごめんなさい」
そしたら「Sì, l'ho sentito.」
やっぱり先に謝ってよかった。事情を説明したら、先日のトイレ閉じこもり事件のこともあり、思いっきり笑われておしまい。
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by s_fiorenzo | 2006-11-29 23:20 | 2001年MILANOの旅 | Comments(0)


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