無意識の証人:TESTIMONE INCONSAPEVOLE / Gianrico Carofiglio(文春文庫)

d0043369_032860.jpg世田谷区内のブクオフ某店の100円コーナー、思えばこのコーナーで何冊のイタ本を手に入れたことか。
らびたえでも何冊かうっかりするとすぐ絶版になりそうなマイナーな本をご紹介したが、それらのほとんどはここで購入したものだ。言い換えれば、近隣に本の好みが合うイタばかがいるということ。
まだ見ぬイタばかさん、いつもありがとう。これからも定期的に卸しておいてください。

さて、そのコーナーから手に入れたのがTESTIMONE INCONSAPEVOLE、邦題は「無意識の証人」。
以前に「眼を閉じて」というストーカー被害に合う女性と、とってもイタリアっぽい弁護士グイードの物語をさらっと取り上げたが、同じシリーズの最初のお話。
パチもんバッグ売りの青年をてきとーに捕まえて、てきとーに裁いてしまおうという流れについ逆らって “人としてちゃんとしてしまった” 弁護士の長い長い長い最終弁論が圧巻。
よその国の司法の話、つまりベーシックなシステムがわからない上に堅い話が乗っかっているので、残念ながら読むのに非常に時間はかかる。でも旅行でなぞっただけではなかなか見えないイタリアらしさ、南らしさを感じることができる。

A新聞別冊に掲載されるローマの書店のベストセラーにもこの作者の作品が入っていたが、本を読む人が少ないといわれるイタリアの書籍界でこういう作風の作品が売れるというところに伊人の良心を感じてしまうとイタばかがまたやめられない。


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by s_fiorenzo | 2010-04-24 00:17 | BIBLIOTECA | Comments(0)


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