僕は、殺す/ジョルジョ・ファレッティ 著、中田文,村上圭輔 訳(文春文庫)

d0043369_18242215.jpg久しぶりにどんどん先に進みたくなるミステリーを読みました。
原題は『Io uccido』、イタリアの作品です。
モンテカルロを舞台に起こる猟奇的な連続殺人事件。人気ラジオ番組にかかる犯行予告電話と犯行のヒントとして与えられる音楽、犯人を追うモナコ警察の刑事と彼の親友で休職中のFBI捜査官(主人公・イタリア系)、そこに米軍の大物まで加わって…。
舞台や各登場人物の設定が細かくて入り込みやすいのですが、殺害後が残虐というか凄惨なのでそこは要注意、いっそうショックが大きくなる効果てきめんです。映画化が決まっているそうでF1中継で見慣れた風景の中を走り回るさまは楽しみだけど、犯行の描写は映像化できるのだろうか。というかできてもそこは見たくないかも…。
ただ残念なことに主人公の再生のきっかけや犯人が狂気に走る裏づけが物足りなくて読後感が残るかというとそうでもないのだけれど、読んでいる間はひたすら先が知りたくて面白いことは間違いなし。まさにハリウッド映画みたい。

著者、Giorgio Faletti(ジョルジョ・ファレッティ)はもともとはコメディアン、そして音楽の世界でも活躍し、小説家としては本作がデビュー作にして400万部を越える大ヒット、昨年までに5作を発表している。
この作品が日本でヒットした感じはないけど、2作目以降もぜひ読みたいです。日本語訳で。
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あ、wikiみたらJUVEのファンって書いてある。いい人じゃん♪
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by s_fiorenzo | 2010-02-13 18:39 | BIBLIOTECA | Comments(0)


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