カエサルの魔剣/V.マンフレディ(文春文庫)

d0043369_23295837.jpgブクオフ100円コーナーで“背表紙買い”。
タイトルとV・マンフレディという伊人風の名前で手にとって、裏表紙のあらすじを読み、表2の著者紹介欄で古代地誌学者でボッコーニの教授、ボローニャ郊外在住とあるのに興味を持ってお買い上げ。
家に帰って初めてベタな劇画タッチの表紙に気づいてびっくり。最初にこの表紙見てたら、自分の好みと違いすぎて多分買ってないと思う(笑)。
<原題L'ULTIMA LEGIONE/Varelio Massimo Manfredi>

いつものようにwikiによりますと、476年にゲルマン人傭兵オドアケルに皇帝ロムルス・アウグストゥルスが退位させられたのが一般的に西ローマ帝国の終焉とされているようですが、こちらは帝位を剥奪されたのち幽閉されたロムルスと彼の老家庭教師を、元ローマ帝国の兵士や“ヴェネティア”の女戦士たちが奪還し、逃避行の果てにイングランドへたどり着き、ロムルスは後のペンドラゴンとなり老家庭教師はマーリンとなり、カプリ島から持ち出したかつてカエサルのものだった剣はエクスカリバーになり…とアーサー王伝説に続いていくお話。
この要約だととても陳腐に聞こえますがそれは私の文章力のせいで、きちんとした時代考証に実在の地名、人物に想像の人物が加わって物語が進んでいくのが自然になじんでいて「もしかしたら本当にこうだったのかも…」と思わせる、ちゃんとした歴史冒険小説です。
“ヴェネティア”という言葉が造語なのか何なのかもぞもぞしましたが、VENETOとかVENEZIAの語源となるvenetiという民族がイタリア北東部にいたそうだし、彼女はAquileia出身という設定なのでこれはこのままでいいのでしょう。

で、このお話は2007年に「THE LAST LEGION」というタイトルで映画化(主人公アウレリアス/コリン・ファース、家庭教師/ベン・キングズレー)されているけれど残念ながら日本未公開。1時間38分に編集するのは難しそうだから本で読むほうがいいかな。
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by s_fiorenzo | 2009-10-09 23:34 | BIBLIOTECA | Comments(4)
Commented by BeBe at 2009-10-12 19:35 x
ん~興味津々ですが、やはりタイトルの絵に一瞬引きますね(汗)
おもしろかったですか???
Commented by s_fiorenzo at 2009-10-12 20:26
>Ciao!BeBeさん
史実にフィクションを無理やりねじ込んだような感じはなく、
私は面白く一気に読みました。
映画化するなら、主役のローマ兵士にはもっとラテン顔の俳優をキャスティングしますが(笑)
Commented by Bebe at 2009-10-14 01:11 x
なるほど!ちょっと探してみま~す!
Commented by s_fiorenzo at 2009-10-14 23:54
>Ciao!BeBeさん
好みに合うとうれしいです。
感想聞かせてくださいね。


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